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Mazda Biante : マツダ『ビアンテ』試乗レポート、「眺望良好」なミニバン

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マツダ『ビアンテ』試乗レポート、「眺望良好」なミニバン

Tags: BIANTE, MAZDA, MINIVAN
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マツダ『ビアンテ』試乗レポート、「眺望良好」なミニバン
マツダといえば、豊富な車種を提案しながらも比較的安価な価格設定で人気のある、日本ではスバルに並ぶ自動車メーカーだろう。確かに業界世界トップのトヨタには大きく水を空けられているものの、 “Zoom-Zoom”を合言葉にRX8、ロードスター、CX7、CX9など魅力的なクルマ作りで定評のブランドでもある。

そのマツダが提案する、新しいミニバン『ビアンテ』の使命は唯ひとつ。日本中どこにいても、家族を乗せて快適かつ安全に目的地まで到着すること、である。『ビアンテ』は、現在のところ日本国内のみを対象として販売されているモデルで、マツダのワゴンあるいはミニバンとしては3代目となる。スポーティかつエレガントな『MPV』(より詳しい情報はこちら から)と比較すると高級感ではやや劣るものの、広くて快適でかつ個性的、そして手頃な価格設定が最大の強みである。

デザイン :

「個性的」といえば、このクルマのデザインはまさに「個性」に溢れている。今回試乗したこのミニバン、あまりに個性的で好きか嫌いか、白か黒か、意見のはっきり分かれざるを得ないデザインだろう。賛成・反対どちらの意見にしろ、とにかく市場の関心をキャッチしたいというのがマツダの狙いだったとしたら、見事に的中したといえるだろう。
まずは正面から眺めてみよう。フロントフェースはまず比較的オーソドックスな印象だ。とはいえ、フロントガラスまで流れるようなラインが目を惹くフロントランプや、かっぷり大きく口を空けたフロントグリルなどこのクルマの秘める「違い」の前兆のようなものが感じられる。
実はこのフロントランプが、『ビアンテ』を普通のミニバンとは一線を画する存在に引き上げる鍵なのだ。その秘密はクルマの側面にある。フロントガラスまで流線型のラインを描きながら続くフロントランプに、まさにマツダのデザインコンセプト「止まっていても動いて見える」印象を実感するのである。さらに、フロント・リアそれぞれにラインを加え、とかくずんぐりしがちなミニバンのスタイルをすっきりと見せることに成功している。
最後にリアスタイルはというと、こちらはあえて個性を強調しないものの、フロントランプのデザインを踏襲したテールランプのデザインが採用されている。

インテリア :

外から見て大きなこのクルマ、中に入ってもさすがに広い。車内からの見通しもかなりよく、何をとっても迫力のスケールだ。シートのアレンジによっては、最大8人までが容量なんと2000ccの室内でゆったりと寛げるようになっている。とにかく広々とした車が欲しい、という人にはうってつけの一台だ。革新的なシートの収納システムを採用し、車とは思えない室内空間を実現している。どれだけ広いかというと、例えば車のなかでキャンプだってできてしまう、しかもゆっくりと休息するスペースのほかに折りたたみのテーブルまでも設置できてしまうといえば想像してもらえるだろうか。後部座席に乗っている限り、ゆったりと快適なドライブを楽しめることは間違いない。それとは逆に、ドライバーはミニバンというよりはキャンピングカーやバスの運転手にでもなった気がして、戸惑ってしまう可能性は充分にあるだろう。そして僕らのお気に入りはインパネのデザイン。日中夜間に関係なくくっきりと読み取り易いメーターなど、実用的であると同時にカッコいいデザインに仕上がっている。

走行性能 :

エンジン排気量は2種類用意されている。2リッターエンジンと2.3リッターエンジン、それぞれ最大出力144ps・最大トルク184Nm、最大出力165ps・最大トルク210Nmを発揮する。総車重は1650kg。しかし、結論から言ってしまえば、『ビアンテ』にゾクゾクするスポーティなドライビングプレジャーを期待してはいけない。あくまでも大きなファミリーカー、ただそれだけなのである。ときには追い越しさえも困難で、走り出すとほぼ同時に純粋なファミリーカーである現実を思い知らされる。のろくて重い『ビアンテ』の得意とするのは、ゆっくりと周囲の景色を楽しみながらのドライブである。これだけの大きさをもつクルマだけに、やはり車体感覚を掴むまでにも少し時間がかかる。ミニバンにしては、普通のセダンに近いデザインが採用されていることも難点だ。結果、ボンネットも長く、ドライバーはかなり後ろに引き込んだ位置に座らされることになり、縦列駐車や対向車とやっとすれ違えるほどの狭い路地に入り込んでいくことは至難の業である。

Conclusion:
結論:
交通量の多い都市部での移動よりも、高速道路や長距離ドライブのに向いている一台だ。デザインは賛否両論あるとしても、まず評価に値するクルマだといえるだろう。価格設定も220万から270万円と比較的購入しやすい額であることも嬉しい。さまざまなシチュエーションに対応できる、活躍範囲の広いファミリーカーとしてお勧めしたい。残念なことに、約80万円のHDDカーナビシステム(DVDプレーヤー、テレビ、後部座席用ディスプレイなどを装備)など、オプション装備は比較的高価に設定されている。

Posted on 02/09/08 By G-A.G

 
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